
先日、日本で一番好きなギタリスト鈴木茂さんのギタークリニックに行ってきました。
多くの名演を残したあの赤いストラトキャスターを持って弾いている姿、おじさんになってもやっぱかっこよかったですね〜。
足下のエフェクターやアンプも全部自分セッティングで
お店にある他のストラトキャスターと比較してくれたりしてどれだけ違う物かと再確認させてもらいました。
ところが、明らかにわかるのは新品の方が音の輪郭がはっきりしていて聴感的に『いい音』でした。しかし本人も言ってましたが弾いていて飽きない音、いつまでも弾いていられるギターとなると答えは変わりますね。

例えになるかわかりませんが、
アナログレコードのあの中域に膨らみのある暖かい音とCDとの違いや、
古美術の本物はニセ物と比べると一歩引いたようにしゃしゃり出ない奥ゆかしさがあるというか(この点は目利きがまだわかりませんが...)。
茂さんのギターにはそうゆう物が感じられました。
しかしながらこのギターと同じ1962年製のストラトは市場では350万円くらいの値段がついてしまって僕には全く手が届きません...。
本物を手にする歓びははるかな旅路です...。